写真部顧問 車 文夫
私は写真を始めて50年になる。中学生の頃から将来の進路は写真に決め
準備を進めた。専門の大学へ進学し、素晴らしい写真家達との出会いがあり、
そして教職へ。
本校デザイン科にはデザインや写真映像の授業があり、私が目指したものが、
仕事として存在し日々私を鍛えてくれた。そして写真部との関わりは授業では
出来ないことや生徒と共に校外へ出て撮影する機会を多く与えてくれる。
入部してカメラの操作もおぼつかない部員たちも、何度か撮影すると、作品
に個性が見えてくる。生徒が使うカメラはここ1,2年でデジタルカメラが大勢
を占めるようになった。カメラの操作が容易になり、カメラ技術より何をどの
ように撮るかが生徒達には重要で、新しい感覚の写真が次々に出来上がってくる。
それらの写真の中には長年写真をやってきた私も驚くほどの写真もあり、生徒
と私の作品の違いや、生徒同士の作品が感化しあうことに部活としての意義を感じ
るし、本校写真部の特徴でもある。
コンテストには多くの作品を出品させているが、その評価はあくまで他人の評価
大事なことは自分の作品を自分がしっかり把握し反省してくことだ。
写真は私の大切なライフワークであり、生徒たちに教え、生徒から学ぶことが
私の楽しみであり、生き甲斐でもある。
副顧問 野田正治
文化部の良いところは表現する楽しみと、表現したものを鑑賞すること、加えて友達、先輩、先生、また写真を撮らせてくれた人々などとの人的関わりである。私は、昨年から写真部の副顧問に任命されて、まだ日は浅いが既に多くの撮影会と写真展を経験し、その楽しみを経験している。熱心な顧問先生、生徒の情熱で益々活発になりつつある写真部は今後ともがんばって盛んな部にしたいと微力ながら考えている。
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