筑陽の生徒は夢がいっぱい!学生リポート

[筑陽プレス]中学1年生校外学習特集

[筑陽プレス]中学1年生校外学習特集

建学の精神を理解し、仲間との交流を深める。

校外研修は、中学生になって初めて体験する大きな行事となります。19期生77名 (男子46名、女子31名)が、海の中道青少年の家で2泊3日間、生活をともにします。 校外研修では、筑陽学園の建学の精神を理解し、これから3年間、勉学をともにする仲間たちとの交流を深めます。 校外研修は、中学校生活をより良い生活にする為に行われる重要な行事のひとつとなります。

校外研修のしおり

日時
平成21年4月14日(火)~16日(木)[2泊3日]
場所
海の中道青少年の家
対象生徒
中学1年生77名(男子46名+女子31名)
目標
(1)中学校生活のスタートにあたり、筑陽学園の建学の精神を理解し、本学園生としての自覚を持とう。
(2)生活面の心得を理解し、規律ある中学校生活を目指す態度を養おう。
(3)教科学習に対する目的意識や意欲を持つとともに学習に取組む心構えを作ろう。
(4)集団宿泊生活を通し、生徒相互、教師と生徒の交流を図ろう。


出発式

主な行事~研修1日目
■結団式~校長先生のお話。生徒代表の挨拶。
■講話~学習について
■自然観察~貝殻採集、貝の名前や様子を調べる。
■貝細工 ~貝を使って色々物を創作してのを作る。


パークテーリング

主な行事~研修2日目
■カッター教室~海に親しみながら、強健な体力と健全は精神を養う。
■パークテーリング~公園内にある「ポスト」と呼ばれる目印を探し、各班で得点を競う活動です。



教頭先生のお話

主な行事~研修3日目
■感想文発表~2泊3日の研修を終えて各生徒が感想を発表しました。
■解団式~無事帰校。有意義な3日間を送りました。


カッター研修のねらい。

①海に親しみながら、強靭な体力と健全な精神を養う。
②「かい」を正しく操作すれば、カッターは力強く前進することを体験させる。
③「かい」の操作をとおして、全員が力と心を合わせて行動し、やり遂げることの意義を知り、そのことの素晴らしさと喜びを体験させる。

かいそなえ

かいそなえ
・艇内に収めてある「かい」を漕げる状態にしておくこと。
・艇尾から「かい」をセットしていく。
・プレート(「かい」の先の平たい部分)を海面と平行に保つ。
・「かい」は、艇から直角にのび、6本が平行になるように並べる。
・胸を張り、姿勢を正し、艇長に注目し、次の指示を待つ。


用意

用意
・状態を腰を中心にして前に倒し、手を前に突き出す。
・プレートは、海面近くに下げる。(45度)
・艇長の声に合わせて以下の1,2の動作を繰り返す。
 1.肘を伸ばし、体を後ろに反らせるように体全体で「かい」を引っ張る。
 2.体全体を反らしたらプレートを海中から抜き、その反動で体を起こす。


かいあげ

かいあげ
・漕いでいる時にかかる号令。
・「かいそなえ」と同じかたちにする(休憩ではない)。
・プレートは必ず海面と平行にしておくこと。
(波がプレートに当たったとき、強い力を受け「かい」でケガをすることがあるので注意すること)


学力強化合宿02

かいくめ
・かいあげの状態から、隣同士の「かい」を交差させ、ハンドルを隣のサイドベンチの下に引っ掛ける。
・「かい」が安定し、手を離しても動かないようにすることが大切です(この状態で休憩する)。


かいたて

かいたて
・「かいそなえ」の状態から、「かい」を垂直に立てる。
・2人漕ぎの場合、内側の者はハンドルを床に押し付ける。外側の者は、両手で「かい」を持ち上げる(確実に仕事を分担し、気持ちを合わせて行動する)。
・自分独自の暗記法を見つける事ができて良かった。(女子)
・立てた「かい」を2人でしっかり支える(この状態で出港、入港する)。


感想文

今回の校外研修を終えて、各生徒色々なことを思い、考えたと思います。研修最終日にその思いを感想文に書きました。各クラスを代表して2名の感想文をここで紹介したいと思います。

1年A組集合写真

■1年A組 徳永彩菜
 私は、四月十四日から十六日まで海ノ中道で活動したりしました。その中でも心に残ったことが五つあります。 一つ目は、初日の貝採集と貝細工です。初日の天気が曇りのため、風が強く、拾った貝がたくさん飛ばされたりもしました。でも、めずらしい貝やイカのカケラみたいな物、ハリセンボンを見つけ、海ノ中道ならではの、自然を体験しました。拾った貝は独自のアイディアで皿にはったりしました。私はカエルみたいな物を作りました。カエル自体が似ていないのですが、カエルの目が不気味でこわかったです。みんな上手で、個性的だなと思いました。 二つ目は、カッター教室です。始めはカッターに慣れていなかったためか、息が合いませんでした。でも、艇長さんが「前の船を追いこすぞ」と言うと追いこそうと思う気持ちが一つになり、艇長さんが「ソーレ」と言うかけ声に合わせ、みんなで心を一つにした結果、みごと抜くことができて良かったです。 心を一つにしながら、かいをこぎ、追い抜かすことができた喜びは今でも印象深い思い出です。また、協力することの大切さを体であらためて実感しました。 三つ目は、決意文の発表です。まだ、少ししか話した事のない友達の特技やなぜ筑陽学園中に入ったのか、深く知る事ができました。私はみんなの前に立つと緊張して足がふるえながら始めました。
  自己紹介の内容のみんなへのメッセージでは、クラス委員になりたい事を話しました。もし、クラス委員になれたら、善し悪しをしっかり判断し、1-Aを支えていけるようなクラス委員になりたいです。 最後に海の中道の活動などを通して、全体的に協力する事の大切さ、友達を大切にしたりする思いやりの気持ち、どんな時でも一生懸命に取り組むことなど頭で理解していても実際にやってみると案外難しい事なのだと言うことを強く感じました。私は、筑陽学園の生徒としての自覚をしっかりとし、19期生の仲間と楽しく学園生活を送りたいと思います。 入学式はあれほど、友達ができるか心配だったけど海の中道の活動を中心に友達がたくさん作ることができました。不安もだいぶ消え、自信がだんだんとついてきた今、筑陽学園をほこりに思えるようなスタートを踏み出そうとしています。
  海の中道での生活で学んだ事を活かし、頑張っていこうと思います。本当に海の中道にこれて良かったです。


1年B組集合写真

■1年B組 本園史奈
 「不安だなぁ。友達できるかなぁ。」私は、そんな事を思いながら、この2泊3日の校外研修の準備をしていました。班の人とは、事前活動のときに何回か顔を会わせていたけどあまり深く知らない人ばかりでした。そこで私は、この校外研修で友達をたくさん作ろうと思いました。ドキドキしながら眠った次の日。いよいよ校外研修がスタートしました。1日目からゆっくりする暇もないくらいの行事や移動がありました。でも、班のみんなで行動する事がたくさんあったのでだんだん仲良くなっていきました。私が、この校外研修で1番楽しみだったのは、パークテーリングでした。理由は、パークテーリングは、班のみんなで協力してポイントを見つけてゴールできるからです。 翌日。今日は、パークテーリングです。
 とってもワクワクしていけど、ひとつ残念な事がありました。それは、班のひとりが体調をこわして早退したという事です。せっかくの班全員で協力できるチャンスだったのに…。でも私はその人の分もがんばろうと思いました。
 そしてパークテーリングの時間になると、私は自然にニコニコしていました。「スタート」の合図があってそのあとは、みんなでポイントを見つけながら楽しんでいました。難しくてなかなか見つけられなくて、みんなでヘトヘトになってゴールしました。結果は、11位中10位でした。下から2番目だったけど、みんなで協力する事が大切だと思いました。
  私がこの校外研修で学んだ事は、「友達と協力することの大切さ」、「思いやりの心」、「何でも最初から決めつけずに楽しむこと」です。長いように見えた校外研修もあっという間にもう終わりです。ここで学んだことはこれからの将来に生かされると思います。それを忘れないように学校生活を楽しみたいです。



ギャラリー ~ 校外研修(海の中道)


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担任より
19期生、ひとりひとりの素顔が少しだけ見られた研修でした。 これから、どんどん花開くであろうそれぞれの個性を仲間で認め合いのばし合っていく最初の交流になったと思います。 これからの筑陽学園での生活への期待、やる気、まじめさをたくさん感じることができました。良いところを素直にのばし、それぞれが自信をもった一個人に成長していくことを願っています。 これから、ますます楽しみな19期生です。                        松竹秀明